その名はJING

   “   輝くものは
        星さえも
       貴きものは
        命すら


        森羅万象
       たちまち盗む
       王ドロボウ   ”


           ――新装版第一巻冒頭より


今宵は、熊倉裕一先生著、講談社様より発行、

王ドロボウJING新装版(1) (KCデラックス)

王ドロボウJING新装版(1) (KCデラックス)

KING OF BANDIT JING(1) (マガジンZKC)

KING OF BANDIT JING(1) (マガジンZKC)

のご紹介。
王ドロボウによる痛快窃盗劇です。



コチラの作品の最大の魅力は、その『世界観』。
王ドロボウである主人公・ジンと、その相棒・キールは、毎度財宝を求めて都から都へと渡り歩きます。
が、訪れる都は常識では考えられないような、異色な街ばかり。


遅刻、即死刑、という“遅刻罪”のある時の都。
不眠王がつながれている“第七の監獄”。
“全ての色”を秘めた絵が眠る色彩都市
千年煮込んだシチュウを作る“蒸発王”の砂漠。
恋人たちから“恋愛税”を徴収する葬礼特区。

などなど。


また、話の間にあるTipsもとても良い味を出しています。
(↑本日記の出だしのような)



現在愛蔵している書籍の中ではかなりの古株ですが、未だ持ち続けている私のお気に入りの作品です。